
自然災害防止装置
ボーリング孔のスライム付着防止・除去材

新潟県には地すべり地帯が多く、その対策として地下水を排除するボーリング孔が設置されています。しかし、その多くが地下水に含まれる鉄イオンのスライム化現象(鉄スライム)の発生により、排水機能が低下しています。そのため、ボーリング孔の維持管理に関わる鉄スライムの除去対策が新たな課題となっています。
そこで、当社では、マグネシウム金属を主材料としたスライム付着防止・除去材(通称SFB)を開発しました。SFBの主材料であるマグネシウム金属は、鉄スライムを抑制・除去する効果を併せ持ちます。




試験概要

閉塞したボーリング孔にて孔口を覆っていたスライムを簡易的に除去し、スライム付着防止・除去材(SFB)を設置してスライム除去効果を試験しました。その結果、6か月程度で孔内のスライムが除去されていることが確認できました。
施工前
ボーリング孔の孔口が鉄スライムで覆われ、孔内もスライムが全体的に付着して、集排水機能が著しく損なわれている状態


施工後
設置から6か月後、スライムの付着がなく、除去された状態

Made in 新潟 新技術普及制度 登録技術

技術名称:地下水排除施設集水管の鉄スライムを抑制する製品(スライム付着防止材)
登録番号:2025D101
Made in 新潟 当社技術情報ページリンク
https://www.shingijutu-niigata.jp/newtech/search/detail?tecCode=282
